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2018.12.31 00:00|お知らせ
玉木サナです。「ノップマット」というサークル名で、おもに創作百合小説を書いていましたが、現在はおそ松さん二次創作などを書いています。

書いたものはpixivにあります。
いままでに出した同人誌はboothで通販中です。


*参加予定イベント*
2018/01/28:家宝は寝て松14


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何かございましたら、「sanakitama(あっとまーく)じーめーるどっとこむ」までどうぞ。
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2017.12.29 23:21|その他
ヒプノシスマイクが好きな皆さん、今日もCDを聴いていますか!
わたしは元来二次元のオタクだったのですがフリースタイルダンジョンという番組から日本語ラップにハマり、リアルMCバトルを観たりラッパーさまの音源を聴いたりしていたので、当然ヒプノシスマイクもアンテナに引っかかりました。神宮寺寂雷さんの音源が好きで何度もリピートしています。

明日12月30日の20時から、AbemaTVで『フリースタイルダンジョンMonstersWar 2017~お前ら時代に忖度してる場合じゃねぇぞ!全員ブッ潰してやるスペシャル~』という番組が放映されます。観てください!無料なので!登録とかなにも必要なく、URLを開くだけなので!こちらから観られます!→フリースタイルダンジョン MONSTERS WAR 2017
MCバトルってめちゃくちゃおもしろいんです!それぞれのラッパーが持つ技術だけでなく、背負っている過去、ストーリーがぶつかりあい、予想もしなかったドラマが次々に生まれてゆく、それがMCバトルなんです。ヒプノシスマイクを聴いて、ラップってちょっとおもしろそうだな?と思っている方、ぜひぜひ!この機会に!フリースタイルダンジョンMONSTERS WARを観て、リアルMCバトルの世界に足を踏み入れてみてください!!

……と、これだけではなんなので、簡単にフリースタイルダンジョン(以下FSD)という番組について紹介しようかと思います。
毎週火曜深夜1:30頃から放映しているMCバトル番組です。
MCバトルというのは、その場で即興でビートに乗せたラップをして、どちらがよりカッコいいラップをしているかを決めるというものです。
日本に数多いるラッパーのなかから我こそはというチャレンジャーが登場し、ラップでバトルして勝てば賞金ゲット。チャレンジャーが倒さなければならないのは、モンスターと呼ばれるMCバトル強者たちと、般若という伝説的な強さを誇るラスボスです。
いままで数々のチャレンジャーが登場し、モンスターたち、般若と歴史に残るような名バトルを繰り広げてきました。
いや、もうアニメなんですよ……フリースタイルダンジョンは覇権アニメです。
まずチャレンジャーが倒さなければならないモンスターのキャラがめちゃくちゃ立ってる。そしてチャレンジャーはチャレンジャーで、いろんなものを背負っていて、熱すぎる思いをかけて彼らに挑戦するためにステージに立つ。めちゃくちゃ興奮するし、感動して泣いてしまうことすらあります。
日本語ラップブームを引き起こし、FSDの流行からさまざまな雑誌で日本語ラップ特集が組まれたりしています。
番組はAbemaで無料放送、最新回のみ放映後一週間も無料で視聴できます。過去回は有料会員になればすべて観られるので、リアルなラップバトルに興味があるけどどこから入ったらいいかわからない……という方は、とりあえず!Abemaに月千円ちょっと払って!FSDを最初からぜんぶ観てください!こちらからどうぞ!!
現在、ラスボスの般若はそのままに、モンスターが二代目に代替わりし、毎週チャレンジャーとのバトルを繰り広げています!

で!明日30日に放映されるスペシャルでは!3on3のチーム制バトルが行われます!
3人チーム制のバトルですよ!もうヒプノシスマイクだと思ってくれて……いい……いや、もう思ってくれていいです。
チームはなんと、二代目モンスター6人が、初代モンスター6人、過去登場したチャレンジャーのなかでも選りすぐりの凄腕ラッパー6人をドラフト指名して結成されます。
もうこれが……この時点ですごくアツすぎるんですが、FSD未視聴の方にもすごさをお伝えするために、登場する初代&二代目モンスター、凄腕ラッパー6人を紹介していきたいと思います。


◆初代モンスター◆
◇T-Pablow
22歳の最年少モンスター。番組開始時はまだ未成年でした。高校生ラップ選手権という大会で二度の優勝を果たしています。
甘いマスクを持ち、過去にはチャレンジャー(DOTAMA)に「ベビーフェイス 犯したい」などと言われたりもしました。
そんな彼はなんともHIPHOP的な暗く重い過去を背負っていて、地元では有名な不良として育ち、少年院に入ったり、「母親が無理心中しようとして包丁で刺された、その傷痕を隠すためにタトゥーを入れた」ということをつづった音源などもあります。
FSDという番組は、パブ郎くんの成長譚としての側面もありました。第一回から追うと、負けて、落ち込んで、それを乗り越えて強くなってゆく彼の姿が見られて、ああこのひとは生まれながらの主人公だ……と思わされます。
そんなパブ郎くんには双子の弟がいて、2WINというユニットを組んでいます。双子だよ!兄弟だよ!また、地元川崎でBAD HOPとクルーを組んで活動しています。
音源で代表的なのは「Life Style」など。

また、初代モンスターは「MONSTER VISION」というマイクリレー楽曲をリリースしていて、それがめっっっちゃくちゃ最高なのですが、現在公式でフルバージョンを見られるところがないので(iTunesストアで250円で買えます!もしくはAWAという音楽配信アプリで聴けます!「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」みたいなものでめちゃくちゃカッコいいので、ぜひ!)各モンスターに分かれたVer.を載っけておきます。



◇サイプレス上野
はい!ヨコハマ・ディビジョン、左馬刻さまのリリックを書いたひとです!!いやもうヨコハマのリリックをサ上さんが書くと知ったときは、「まじか……!」となりました。横浜出身の通称ハマのプリンスがサイプレス上野さんです!
FSDでは相手をおちょくるようなバトルスタイルを見せることが多く、お酒を片手にステージに立つことも多いです。負けが続いたときは酒に溺れたりと人間くさいところを見せてくれましたが、勝つときはすぱっとカッコよく、気持ちよく勝って「やっぱりサ上さんかっけー!!」と思わされます。
サイプレス上野とロベルト吉野というユニットを結成していて、今年メジャーデビューも果たしました。
代表曲はなんといっても「PRINCE OF YOKOHAMA」!!ハマのプリンス!!

「MONSTER VISION」でのサ上さんの担当パートはこちら。「酒持ってこーい!」がなんともいい味です。



◇漢 a.k.a. GAMI
いわずと知れた日本語ラップ界の重鎮。レペゼン新宿といえばこのお方です!なぜシンジュク・ディビジョンに漢さんがいないのか!!
見た目こわい、ラップもこわい、若手チャレンジャーなどはその姿を前にしただけで圧力を感じて萎縮してしまうモンスターです。実際、イキった若手とバトルするとぺちゃっと片手で潰すような感じであっさり勝ってしまいます。そんな見た目とバトルスタイルに似合わず、料理をする姿が放映されたりもしました。漢さんの自伝『ヒップホップ・ドリーム』は日本におけるHIPHOP、ラップというものを知るなら必読の書だと思います。
漢さんといえば「my money long」かな。MVを観て音源を聴いていただければ、百聞は一見にしかず、で漢さんという方がわかるかと思います。

「MONSTER VISION」の漢さんパートはこちら。



◇R-指定
若き天才です。フロウ、ライム、アンサーなど、MCバトルにおける必要なすべての技術をあわせもっています。
UMBというMCバトルの大会で、前人未到の三連覇を成し遂げています。FSDという番組は4人のモンスターとラスボスの般若さんを倒すことが目標ですが、3人目のモンスターまではいけても4人目のR-指定で敗退……というチャレンジャーが多く、ラスボス前の壁的な位置づけにいました。
一方、ユニット「Creepy Nuts」として出している音源はひとくせある、耳に残るものばかり。ファンも多く、今年メジャーデビューを果たしています。
聴いていただきたいのは、いろんなラッパーのフロウや言いそうなことを真似した、同人誌で言うならば「ひとり合同誌」とも言うべき「みんなちがって、みんないい。」です。これ聴いただけでR-指定という人物のすごさがわかるかと思います。

「MONTER VISION」のRパートはこちら。名前が出てくるラッパー3人は、FSDでR-指定を倒したひとたちです。



そして、チャレンジャーからモンスターに転身したふたりです!
◇CHICO CARLITO
T-Pablowに次ぐ若手、沖縄出身の24歳。ラップを始めてからわずか3年で、UMBで優勝しています。独特のフロウが特徴的で、チャレンジャーとして登場した際には4人目のR-指定まで進み善戦しました。その特徴的な声とフロウで奏でられる音源は若手ながらどれもめちゃくちゃカッコいいです。二代目モンスターの崇勲と非常に仲がよく、ツイッターなどを見ていると「きらら系四コマかな?????」という気持ちになります。
そんなチコカリくんの代表音源といえばやっぱり「C.H.I.C.O」かな!かっこいい!!

「MONSTER VISION」のチコくんパートはこちら。



◇DOTAMA
はい!マインドサラリーマンラッパーのDOTAMAさんです!わたしの推しです!代々教師という家に生まれ、高校では生徒会に所属し、サラリーマンを経たのちにラッパーに。スーツにメガネというラッパーらしからぬ外見から繰り出されるのは痛烈なdisで、フリースタイルダンジョンでは「disの極みメガネ」というキャッチフレーズがついていました。
彼は同じく初代モンスターのR-指定と因縁があり、毎年末にバトルを繰り広げては勝ったり負けたりしています。チャレンジャーとして登場したときもR-指定まで進み、熱いバトルを繰り広げました。
ていうか観音坂独歩さんはDOTAMAがモデルでしょ?????としか思えないんですが、とりあえずこの曲を聴いていただければ「たしかに……」と思っていただけるはず!「謝罪会見」!

「MONSTER VISION」のDOTAMAパートはこちら。サムネの笑顔、すてきすぎません?



というわけで、初代モンスターの紹介を終えました……めちゃくちゃキャラが濃いんですよ!見ているうちに絶対推しモンスターができます!でもチャレンジャーも応援したくて、どっちを応援したら!?どうしよう!とにかくおもしろい!!!!ともだえながらぜひAbemaで過去のフリースタイルダンジョンを観ていただきたいです。

そしてこの紹介を二代目モンスター、6人の凄腕ラッパーも続けようと思ったんですがつかれt、いやもう初代モンスター紹介しただけでじゅうぶんおもしろそうじゃないですか?
現在はモンスターは二代目に代替わりして、『MONSTERS WAR 2017』では二代目がチームリーダーを努めます!
かんたんに紹介しておくと、
◇裂固:第9回高校生ラップ選手権優勝。20歳という若さながらものすごい才能を持っているラッパーです。彼もまた、家族を養うために中卒で働いていたというリアルHIPHOP的な苦労した過去を持っており、その経験はラップの実力にたしかに反映されていますが、笑うとかわいい歳相応も顔が見られます。
◇ACE:ブラジル生まれ新宿育ち、渋谷サイファー主催、ラップスクールの講師もしています。たたみかけるように次々と繰り出されるライムは圧巻です。ラスボス般若の通訳山下真治としても活躍(?)。彼の弟もLuizという名前で活動していて、兄弟でラッパーです!
◇崇勲:KOKというMCバトル大会、2015年の覇者。チャレンジャーとして登場した際はラスボス般若まで到達、名勝負を繰り広げました。こわい見た目に反して言動はかわいいです。番組いわく、「disが効かない」。チコカリくんと仲良し、というか保護者っぽい。
◇輪入道:ふつうに喋っているときは穏やかなひとに見えるんですが、バトルではめちゃくちゃこわいパンチラインをばしばしかましてきます。チャレンジャーとして登場時、当時あまり勝てていなかった(大御所ゆえに若いチャレンジャーに本気になれていなかった)漢さんの本気を引き出したバトルは見事でした。
◇呂布カルマ:見た目はこわいけどラップはめちゃくちゃかっこいいレペゼン名古屋のラッパー。「言葉の重みおじさん」などと言われていましたが、実際に繰り出されるラップにめちゃくちゃ重みがあり、バトルではかなりの強さを誇ります。チャレンジャーとして登場時、R-指定とバトルした際の「切腹負け」はある意味必見です。
◇FORK:渋い!めちゃくちゃ渋い!カッコいい!渋い!韻がすごい!渋い!かっこいい!!二代目モンスターの、ラスボス前の壁役的立ち位置にいます。小手先の技術だけだと、FORKさんの前にはぺちゃっと簡単にやられてしまいます。

そして6人の凄腕ラッパーたちも!
◇晋平太:UMB二連覇の経歴を持ち、FSD史上、唯一ラスボス般若を倒したラッパー。漢さんとの因縁を超えたバトルも、ラスボス般若戦も、涙なくしては観られませんでした。ストレートにアツいラップはダサいのにカッコいい、彼にしかできないものです。
◇SIMON JAP:逮捕歴もあるリアルMC。バトルはめちゃくちゃこわい、しかしめちゃくちゃカッコいいです。しばらくバトルの場には出ていなかったのですが、去年のフリースタイルダンジョン年末スペシャル「口迫歌合戦」で久々にバトルに復帰、GADORO(神宮寺寂雷のリリックを書いたラッパーです!)とアツすぎるバトルを繰り広げました。
◇NAIKA MC:レペゼン群馬、UMB2016の覇者。FSDが3人チーム制だったとき、TKda黒ぶち、崇勲とともに「パンチラインフェチズ」として参戦、ラスボス般若まで到達し、めちゃくちゃ見応えのあるいいバトルを繰り広げました。
◇TKda黒ぶち:上記の通り3人チームとしても、個人戦でもチャレンジャーとして登場しています。数々のMCバトル大会で優勝、好成績を残しています。「MONSTER VISION」でR-指定が名前を出している、R-指定に勝った3人のうちのひとり。高速フロウが特徴的ながら内容もしっかりとアンサーを返すそのスタイルは見ものです。
◇じょう:歴代優勝者や人気投票で選ばれたラッパーが出場したオールスター大会的な第10回高校生ラップ選手権に出場、決勝でT-Pablowを下して優勝。いじめられっ子だった過去を持ちながら、バトルでは非常に強気な態度で相手に挑みます。3人チーム制のときのFSDで般若まで到達、若手ながら果敢に般若に挑みました。
◇MU-TON:超新星のように現れたかと思えば、今年でバトル引退を宣言しているラッパー。グルーヴのあるフロウは聴いていてとても気持ちいいです。つい最近、FSDでも裂固と呂布カルマを倒し、3rdステージに進まず賞金20万を獲得しました。FSDスペシャル同日に行われるUMB本戦にも出場が決まっており、バトルの行方が気になります。


……と、番組に出演するラッパーを(初代モンスターを中心に)ざっと紹介してみましたが、文字だけで見てもいまいち伝わらないことは重々承知です。実際のバトルってどんなの?と思った方は、ぜひ!Youtubeでバトル動画を見てみてください!
気になったラッパーの名前と「バトル」などの単語で検索すればとりあえずなにか出てくると思います。
MCバトル大会のひとつである戦極MCバトルのチャンネルが多くのバトル動画をアップしてくれているので、とりあえず!とりあえずなにかひとつ観てみてください!!MCバトル、めちゃくちゃおもしろいので!!

『フリースタイルダンジョンMonstersWar 2017~お前ら時代に忖度してる場合じゃねぇぞ!全員ブッ潰してやるスペシャル~』はとにかくすごいラッパーたちが集結する、しかも3on3でバトルをするというヤバい番組です。
FSDって番組をやってるのは知ってるけど、夜遅いし、途中から観てもわからないかもだし……と思っている方、あるいはリアルMCバトルに少し興味はあるけどどこから入っていいかわからない……というヒプノシスマイク好きな方!3人チーム制でヤバいラッパーたちが400万の賞金をかけてバトルをする、年末のこの番組を!ぜひ!観てみてください!
登録は不要です、Abemaのページを開くだけです。明日の夜は予定が……という方も、放映終了後無料で見逃し視聴が可能です。
『フリースタイルダンジョンMonstersWar 2017~お前ら時代に忖度してる場合じゃねぇぞ!全員ブッ潰してやるスペシャル~』の視聴ページはこちら!!!
そして、事前に観ておけば本番がよりおもしろく観られる、2代目モンスターたちによる解説、事前スペシャルはこちらから!!
そしてそして、YoutubeのAbemaのチャンネルのこの再生リストから、年末SPの事前動画と、去年の年末スペシャルである口迫歌合戦のバトルも観られます。口迫は視聴者のリクエストで実現した夢のバトルなので!因縁などがわからなくても観たらとりあえずおもしろいと思うので!ぜひ!

ヒプノシスマイクでラップに興味を持ったそこのあなた、なにとぞ、なにとぞ『フリースタイルダンジョンMonstersWar 2017~お前ら時代に忖度してる場合じゃねぇぞ!全員ブッ潰してやるスペシャル~』をよろしくお願いします。
そしてそれをきっかけにリアル日本語ラップの世界に足を踏み入れてくだされば、あなたより少しだけ早く日本語ラップ沼にズブった人間として嬉しく思います。
2017.10.25 04:24|
タイトルの通り、おそ松さん二期4話が、松代がしんどかったとわめくだけです。
批評でもないしロジカルなことを言うつもりもないしただただしんどいと言うだけです。


「松造と松代」というサブタイトルだったのにメインで描かれたのは松造と松代の話ではなく松造と六つ子だった。それ自体はべつにいいんです、だって六つ子が主役のアニメだし。
「松造と松代」というサブタイトルを冠しておきながら松代がまったく描かれなかったこと、つまり製作陣はおそらくあれを「松造と松代」の話だと認識していて、なのに中身を見てみれば松代についての描写はまったくないことがしんどいです。

松造の心情はあれだけ尺を取って描かれていて六つ子は松造のために奮闘したのになんで松代についてはセリフのひとつもないの?松代の心情はまったく描かれなかったのになんで最後丸く収まってるの?松代、松造に対して最近冷たかったんじゃないの?その理由は?最後にはどうして仲直りしたの?松代になにがあったの?どういう心情の変化があったの?どうしてそれは描かれないの?松代はなんで松造をゆるしたの?????

ちょっと話の流れを整理してみます。

最近松造の様子がおかしい

六つ子が問い質すと、松造が「母さんが最近冷たい」「おやすみのちゅーやあれやこれやもない」と吐露する

「父さんも童貞になればいい」と提案

松造を童貞に戻すために六つ子が奮闘

無理だった→惚れ薬を使えばいいとひらめく

松造と六つ子、惚れ薬の材料を手に入れるために奮闘→惚れ薬は無事完成

松造、手に入れた惚れ薬を結局使わない、松代となんかいい感じに収まる

未だニートで童貞である六つ子たちが飛んできて、「(夫婦)ふたりになれるときなんて来ないかもしれない」とぼやく

六つ子が「親の悩みなんか知りたくない」「でも親の夫婦関係が破綻したらニートでいられない」と煩悶するところとか、松造を童貞にすればいいと素っ頓狂な提案をして六つ子が童貞指南をするところとかはめちゃくちゃおもしろかったです。笑いました。こうして全体の流れを書いてみても、六つ子がニートである、童貞であるということがオチの要因になっている、ギャグとしてよくできたストーリーだったと思います。
そして惚れ薬を手に入れたあとの、松造の回想シーンもよかった。学生時代、まだ若かったころ、告白して、つきあって、結婚して、家を建てて、子供が生まれて、その人生はたしかに幸せだった、自分たちには物語があった、と気づいた松造が、惚れ薬という相手の人格を無視したものを投げ捨てるという結論にたどり着いた、あそこだけ切り取ればとても感動的なシーンだったと思います。わたしは映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のワンシーンを思い出しました。面倒なのであらすじなどは書きませんが、子供に逆戻りしてしまったしんのすけの父・ひろしが、田舎での子供時代、上京、就職、みさえとの出会い、結婚、家を建てたこと、しんのすけが生まれたことなどを思い出し、自分は大人である、もう子供であることの幸福から抜け出して大人として生きていかなければいけないと気づくシーンで、涙なしには見られないです。たぶんオマージュしてるんじゃないかと思います。

じゃあなにがしんどかったかって、最初に書いたとおり「松造と松代」がサブタイトルであるのに松代の内面がまったく描かれなかったこと、そして、松代がひとりの女性としてではなく、ただの“妻”、そして“母”という記号になっていたことです。

最後のシーンの松造と松代の会話。

松代「懐かしいわね。覚えてる?いつの日かあなた、私に向かって叫んだじゃない。ここで」
(若い松造が叫ぶシーンの回想)
松代「まさか忘れたの?」
松造「忘れた。覚えとらん、そんな昔のことをいちいち」
松代「あっそう。でも私は忘れない。いつまで経っても」
松造「あっそう」
松代「ふふふ。あーさむーい」
(松代、松造の隣に座る)
松代「いつかこうして、二人きりになるんだね」
松造「そうだね」
(惚れ薬によって発情状態になった六つ子が全裸で飛んでくる)
松代「……ふたりきりになれるのかなあ?」
松造「どうかなあ」

ここだけ見ればすごくいいシーンだと思います。歳をとった夫婦が、多くの言葉は交わさず、けれど寄り添い、今後もふたりで生きていくことを確かめ合う。そこに、いい歳こいてニートで童貞の息子たちが飛んできて、「ふたりきりにはなれそうもないね」で、ギャグとしてオチる。完璧だと思います。
松代の内心がまったく描かれなかったことを除けば!!!!!!!
最初に松造は言いました、「母さんが最近冷たい」。それは松造視点の事実としてたしかにあったはずで、つまりは松代の側にもなんらかの変化があったはずなんです。そもそも松代の変化、それによる松造の苦悩が話の起点であったはずなのに、なんで松代の心情描写が一切なく、最後には丸く収まってるんですか!!!!!!なぜ松代は最後、松造のところに現れたんですか!これからもふたりで生きていきましょうね、みたいな会話をしたんですか!松代は松造に冷たくなっていたんじゃなかったんですか!松代になにがあったんですか!松代はなにを考え、どのような心情の変化があり、なぜ松造のもとを訪れたんですか!!!!!!

3話のBパート「トト子の挑戦」に関して、わたしはシナリオの破綻をちゃんと読み取ってくれ、という話をついったーでしました。(これから始まるツリーです)
今回の4話について、話の起点は松造による「母さんが最近冷たい」という悩みです。シナリオとしてきちんとオチをつけるなら、それは松造によるただの勘違いだった、などの回答を示せばよかったと思うんです。最後のシーンで、「実は最近、お前に嫌われてるんじゃないかって悩んでいたんだ」「なあにそれ?私はなにも変わってないわよ」みたいな会話をひとつ挟むだけでよかったんです。あるいは、松代に「あなたたち(松造と六つ子)が楽しそうになにかしてるからひとりでさみしかったのよ」というかたちでオチをつけることもできた。
じゃあなんで「母さんが最近冷たい」についてきちんとした回答もなく松代は最後、松造に寄り添ったのか、松造の悩みは解決したのか。
3話Bのような意図的なシナリオの破綻でもなく、そしてシナリオが下手だということでもなく、わたしはそれを、“製作側にそもそも松代の内面を描こうという意識がなかった”ということだと感じました。
『おそ松さん』は成人しているのにニートで童貞な六つ子が主役の作品で、彼らがわちゃわちゃして笑いをとるギャグアニメで、今回は松造と六つ子が奮闘するお話である。
それが今回、製作側が示したことで、そこには「『おそ松さん』という作品で松代の内面を描く必要はないからそういうシーンは入れないでおきましょう」というコンセンサスすらなかったんじゃないかと思います。製作側には、妻であり母であるけれど、それ以前にひとりの人間である松代を描くという発想すらなかった、と、わたしは4話を観て思ってしまいました。
わたしの勝手な想像です。ほんとうは松代の内面を描くシーンもあったけど、尺の都合でカットされたのかもしれません。けれど、あいだあいだに無言の松代がお皿を洗ったり、テレビを観ているシーンが挟まれています。あのシーンは「(松造から見て)松代の心の内がわからない」ことの暗示だと思います。松造はチビ太のおでん屋のシーンで、「子供が成人して、夫婦もお役御免かと思ったら不安になった。なんのために俺と一緒にいるのか、好きで一緒にいてくれるのかってな」と心情を吐露します。つまり今回は、松造視点で、歳を重ねた夫婦の「夫側の」不安や苦悩を描く、プラス六つ子という回だったんでしょう。
だったらサブタイトルを「松造と松代」なんていうものにしないでほしかった。
「松造と松代」と題しておきながら、松代はただストーリーに都合のいいように描写される存在でしかなかった。一期24話B「手紙」のしゃべらないおそ松兄さんと今回の松代の描かれ方は一見同じように見えるけど、ぜんぜん違います。「手紙」はまず最初におそ松兄さんの怒りが明確に描写されていました。そのことで、その後の無表情は怒りや拗ねであるとわかりやすく視聴者に伝わります。けれど今回の松代についてはそういう描写もない。ただストーリーを動かすために画面に映されていただけだった。
わたしは4話の松代を、ストーリーを動かすためだけの装置になっている松代を見て、理由もなく主人公の男がちやほやされる、女性というものが消費されるだけのハーレムアニメを観ているようなしんどさを覚えました。
サブタイトルが「松造の苦悩」みたいなものだったらこんなことは感じなかったと思います。あるいは、描かれたのが“夫婦”であり“親”である松造と松代だったなら、ひとりの人間としての松造と松代が描かれていなくても、納得したと思います。『おそ松さん』の主役はあくまでも六つ子だし。

4話で松代の内面がまったく描かれなかったことに対する不満をぐちぐちと言っていたら、友人から「それはないものねだりでは?」と言われました。
わかってるんです。
『おそ松さん』の主役は六つ子で、話の軸となるのは彼らが成人しているのにニートで童貞であることです。歳を重ねた夫婦の物語でもなければ、子供が独立してくれないことに悩む親の話でもないし、ましてや専業主婦の内面を描く話ではないことくらい、わたしにもわかっています。
でも、わたしは一期2話でおそ松兄さんが兄弟を「五人の敵」と言い放ってくれたことに、すごく救われたんです。マンガやアニメや小説といったフィクションが、ずっと心にわだかまっていたもの、傷となっていたことを、ふわっと撫でるように癒やしてくれることがあって、わたしにとって「五人の敵」はまさにそれでした。きょうだいを敵だと言ってもいいんだ、と救われました。それ以降、わたしは『おそ松さん』というアニメに全幅の信頼を寄せていました。
親の愛情を奪い合う敵であるきょうだいがいるということや、成人しているのに誰かに養われているというしんどさを、ギャグアニメの体裁は決して失わずに、それでも丁寧に丁寧に描いてきてくれた、そして「じょし松さん」では主役が成人男子であるという枠組みさえ超えて妙齢の女子が生きるしんどさを描いてくれた『おそ松さん』という作品に、わたしは期待しすぎていたんでしょうか。
実際、今回の二期4話だってものすごく丁寧なお話だったと思うんです。悩む松造に六つ子が「母さんだけが悪いみたいになってないか?」「悪いのは拒否する母さんだ、みたいな感じ?」「好きでいてもらえることが当たり前になってんの?調子乗ってんの?」などとツッコミを入れるのは、かなり細やかな人間観を持っていないと書けないシーンだと思います。
そういう丁寧なシーンがある一方で、松代のあつかいが雑すぎるのが余計にしんどい。

一期10話のコメンタリーで、キャストさんたちが「エスパーニャンコ」はカラ松のオチのための壮大なふりだった、カラ松をより不憫に見せるためにいいように作られた話で、つまりは悪意だ、と言っていました。
今回の話も、そんな「うっかりいい話」だったらよかった、と思います。最後に松代が、松造も六つ子も切り捨てるようなオチがあったらよかった、と。「じょし松さん」や「トト子おおあわて」で女子の人生すらすくいとってくれたんだから、結婚して子供を持って主婦として生きる松代を、きちんと描いてほしかった。

まあたぶんわたしが女性の描写に敏感なんだとは思います。普段から女性が女性として生きることのしんどさや性差別のひどさにうんざりしている一方で、ただただ楽しんで観られるおそ松さんというアニメで松代のあつかいがあんまりだったので、不意打ちで大きなダメージをくらってしまったんだと思います。
たとえば共働き家庭で女性がすべての家事を担うこと、男性が育児を「手伝う」ものだと認識していること、専業主婦の女性が体調を崩したときに夫が「休んでいいよ」と言うこと、そのようなことを想起してしまうのは大げさだとは自分でもわかっているのですが、でも、今回の話に「松造と松代」というサブタイトルがつけられていながら松代の描写がほとんどなかったこと、そしてそれが製作陣の意図的なものでないように思えること、松代を物語を動かす記号としてしか使用しないこと、松代を記号として登場させることに自覚的ではないことと、どうしてもつながっているように思えてしまうんです。女性を消費するものとして登場させておきながら、それが“消費”である、という自覚を持った作品はあります。でもその自覚は、4話にはまったく感じられませんでした。『おそ松さん』の製作スタッフはほとんどが男性で、つまり4話がこうなったのはしかたのないことで、世の男性は、そして製作スタッフの男女観はそんなものだったのか、という落胆と悲しみがありました。
余談ですが、松造の回想シーンで思い出した、と書いた映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』では、子供状態になっていた父・ひろしが大人である自分を取り戻すシーンは丁寧に丁寧に描かれていて涙なしには見られないんですが、母・みさえが大人に戻るシーンはあっさりすぎるくらいあっさり描かれていて、そこには回想もなにもありません。今回の4話、わたしはそれも思い出しました。

べつに4話の松代のあつかいに不満があることで視聴をやめたり、ファンをやめたり、ましてやアンチになったりなどはしないのですが、そしてこの文章になんらかの結論があるわけでもないのですが、ただただ4話の松代のあつかいがしんどかったというだけの話です。そして、わたしのほかにも、4話の松代のあつかいがしんどかった、という方がいらっしゃることがただただ救いです。ありがとうございます。

心に『おそ松さん』という作品に対してのしこりを残しつつ、今後、松代がきちんと描かれる回(それは松代の心情の丁寧な描写とイコールではないです)があることをただひたすらに望みながら、今後も二期を視聴してゆきます。
2017.01.05 04:32|その他
三が日も過ぎてしまいましたが、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。松に生きて松に死ぬと宣言しましたが、その通りの年となりました。
ついったーでかまってくださった方、お会いして遊んでくださった方、そしてわたしの本を買って読んでくださった方、ほんとうにありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ということで、1月29日のおそ松さんオンリー、家宝は寝て松にサークル参加する予定です!
新刊は、一カラセカイ系小説、あつトド四畳半神話大系パロを予定して……います……たぶん2冊出ます、たぶん!
春コミも申し込み済みです。今年こそおそ松さん本いっぱい出すぞー!
2016.10.12 07:02|同人活動
夏コミ後通販予定ですと散々言っておきながら、気づいたら夏コミから二ヶ月です。

というわけで、もうすっかり秋の気候ですがboothで通販を開始しました。
一カラホラー本、トッティが自立する話と一松くんがカラ松兄さんを嫌いな話が入った短編、百合グルメ本、自意識ライジング完璧美少女×ビッチ少女、女子校オリジバルバトロワ、中二病限界集落百合小説などがあります。
boothの仕様上何冊頼んでも送料が180円なのでたくさん買ってもお買い得!同人誌はそういう買い方をするものではない!

というわけでよろしくお願いします。

ノップマット通販部
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